ポメラニアンに吠えない子はいる?その特徴と見分け方やしつけのコツ

ポメラニアンに吠えない子はいる?その特徴と見分け方やしつけのコツ
ミックさん

この記事では、ポメラニアンに吠えない子はいるのか?その特徴と見分け方やしつけのコツについて書いているワン!

ポメラニアンの吠えない子を探しているあなたは、もしかするとマンションなどの集合住宅にお住まいだったり、静かな環境で愛犬と穏やかに暮らしたいと考えていたりするのではないでしょうか?

愛らしい見た目とは裏腹に、ポメラニアンは元気よく吠えるイメージを持たれがちな犬種なんです。

そのため、お迎えする前に性格や性別による違い、あるいは顔のタイプによって吠えやすさが変わるのかどうか、不安に思うことも多いはず。

私自身、初めてポメラニアンを迎えたときは、ご近所への迷惑を考えて不安でいっぱいでした。

そこで、この記事では、私の経験も踏まえながら、吠えにくい子の選び方や、子犬の頃からできるしつけのポイントについてお話ししますね。

この記事で分かること
  • 吠えにくいポメラニアンの選び方がわかる
  • 血統や性別による性格の違いを学べる
  • 子犬の行動から将来の性格を見抜く
  • 生後3ヶ月までにすべきしつけを知る
  • 成犬の無駄吠え対策とグッズ活用法
執筆者情報
愛犬家
  • ポメラニアン飼育歴15年
  • 平成2年4月より保護犬と生活
  • 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
  • ミックさんはかなりのビビり
  • 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験
  • 各種獣医学書関連&動物看護関連の書籍は10冊以上読破
執筆者情報
愛犬家
  • ポメラニアン飼育歴15年
  • 平成2年4月より保護犬と生活
  • 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
  • ミックさんはかなりのビビり
  • 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験
  • 各種獣医学書関連&動物看護関連の書籍は10冊以上読破
目次

ポメラニアンで吠えない子の選び方と特徴

ポメラニアンで吠えない子の選び方と特徴

これから新しい家族を迎えるにあたって、まずは「生まれ持った気質」を見極めることが、静かな生活への第一歩になります。

ポメラニアンと一口に言っても、その性格は個体によって千差万別なんです。

そこで、ここでは、私が長年の飼育経験で見聞きしてきた、比較的落ち着きのある子の特徴や見分け方について解説します。

全く吠えない犬は存在するのか

結論から申し上げますと、「全く吠えないポメラニアン」というのは生物学的に存在しません。

犬にとって「吠える」という行為は、人間にとっての「話す」ことと同じであり、重要なコミュニケーション手段の一つだからです。

特に、ポメラニアンのルーツをたどると、彼らはジャーマン・スピッツという中型犬を祖先に持ち、牧羊犬や番犬として活躍していた歴史があります。

そのため、彼らのDNAには「不審な物音や侵入者を察知して、仲間に知らせる」という仕事への使命感が深く刻まれています。

また、実際にジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種標準でも、ポメラニアンの性格は「常に注意深く、活発」であり、「臆病でも攻撃的でもない」と定義されています(出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ『ポメラニアン』)。

つまり、彼らが吠えるのは、ある意味で「優秀な番犬」としての本能が正常に機能している証拠でもあるのです。

しかし、だからといって「ポメラニアンはうるさい犬だ」と諦める必要はありません。

「無意味に吠え続けること」と「必要な警告を発すること」は違いますし、飼い主さんとの信頼関係によってコントロールできる「分別のある子」は確実に存在します。

そこで、私たちが目指すべきなのは、声を一切出さないぬいぐるみのような犬を探すことではなく、「必要な時以外は穏やかに過ごせるパートナー」を見極め、育てていくことだと私は考えています。

穏やかな性格の種類の血統を選ぶ

ポメラニアンの愛好家やベテランのブリーダーさんの間で、穏やかな性格の代名詞として昔からよく挙げられるのが「ハドレー系(Hadleigh)」という英国の名門血統です。

そこで、もしあなたが本気で静かな子を探しているなら、この血統名はぜひ覚えておいてください。

このハドレー系のポメラニアンは、単に見た目が美しいだけでなく、ドッグショーという大舞台で優雅に振る舞うことを目的として長年改良されてきた歴史があるのです。

ドッグショーでは、審査員に触られたり、他の犬が周りにいたりしても動じない精神力が求められます。

そのため、この系統の血を濃く引く犬たちは、堂々としていて落ち着きがあり、神経質な警戒吠えが少ない傾向が非常に強いのです。

ちなみに、以前私が出会ったハドレー系の子たちは、カフェなどの公共の場でも足元で静かに伏せていることが多く、その気品の高さに驚かされました。

無駄吠えも少なく、落ち着いている印象が強かったですね。

ブリーダーさんへの質問のコツ

ペットショップでは血統の細かな背景まで分からないことが多いですが、ブリーダーさんから直接迎える場合は必ず聞いてみましょう。

「ハドレー系の血は入っていますか?」や「ショータイプで、特に落ち着いた性格の子を探しています」と具体的に伝えることで、理想に近い子を紹介してもらえる確率がぐっと上がります。

その一方で、台湾の「チャオリア系」などは、毛量が爆発的で非常に華やかな容姿をしています。

しかし、私の個人的な印象では、ハドレー系に比べるとより活発で、自己主張がハッキリしている(元気いっぱいな)子が多いように感じますね。

そのため、静けさを最優先事項とするならば、見た目の好みだけでなく、こうした血統背景まで深掘りして確認することは、失敗しないための非常に重要なプロセスですよ。

タヌキ顔とキツネ顔の性格の違い

タヌキ顔とキツネ顔の性格の違い

ポメラニアンの顔立ちは、ファンの間で大きく分けて「タヌキ顔(ベアタイプ)」と「キツネ顔(フォックスタイプ)」の2タイプに分類されます。

これは単なる見た目の愛らしさの違いだけでなく、実は性格の傾向ともある程度の相関関係があると言われています。

そこで、それぞれの特徴を理解することで、あなたと相性の良い子がどちらなのかが見えてくるため、以下の表に、それぞれの特徴と性格の傾向をまとめてみました。

スクロールできます
特徴タヌキ顔(ベアタイプ)キツネ顔(フォックスタイプ)
外見の特徴マズル(鼻先)が短く、目と鼻が近い。ぬいぐるみのような幼い顔立ち。マズルが長くシュッとしている。凜々しく、原始的なスピッツの面影がある。
性格の傾向愛玩犬として改良が進んでおり、比較的おっとりして甘えん坊。攻撃性が低い。賢く、自立心が高い。番犬としての警戒本能が強く、動きも俊敏で活発。
吠えやすさ比較的穏やかで、要求吠えの方が多い傾向がある。物音に敏感に反応する「警戒吠え」が出やすい傾向がある。
健康面マズルが短いため、気管虚脱などの呼吸器トラブルに注意が必要。骨格がしっかりしており、呼吸器も強く丈夫な子が多い。

「吠えない子」という観点だけで選ぶなら、タヌキ顔の子の方が比較的穏やかで、初心者にも扱いやすいケースが多いですね。

彼らは、とても闘争心が低く、平和主義な子が多い印象を受けます。

ただし、ここで注意しなければならないのは健康面です。

タヌキ顔の極端にマズルが短い個体は、構造的に呼吸がしづらく、興奮するとすぐに「ガーガー」という咳(気管虚脱の症状)が出やすいリスクがあります。

そのため、性格の穏やかさを取るか、体の丈夫さを取るか、非常に悩ましい選択になりますが、どちらを選ぶにしてもメリットとデメリットを正しく理解しておくことが大切です。

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オスとメスで吠えやすさは違う?

「オスとメス、どちらが飼いやすいですか?」という質問もよくいただきますが、性ホルモンによる行動特性の違いは、吠えやすさにも少なからず影響を与えます。

一般的に、オスは「永遠の3歳児」のように甘えん坊で単純、メスは「少しクールな女王様」のように自立していて気分屋と言われます。

オスは飼い主さんへの愛情表現がストレートで常に一緒にいたがるため、姿が見えなくなると寂しくて吠える「後追い」や「要求吠え」、あるいは「分離不安」になりやすい傾向があります。

また、縄張り意識も強いため、窓の外を通る他の犬や郵便屋さんに対して「僕の縄張りだぞ!」と主張する「警戒吠え」も出やすいです。

そして、去勢手術をすることでマーキングや闘争心はある程度落ち着きますが、甘えん坊な性格自体は変わらないことが多いです。

これに対してメスは、精神的な成熟がオスよりも早く、比較的落ち着くのが早いと言われています。

「一人の時間も平気よ」というドライな一面があるため、お留守番などはメスの方が得意で静かに待てることが多いですね。

ちなみに、我が家のミックさんはメスですが、お留守番の時も静かに寝ていることが多いので、この分析は間違っていませんね。(ペットカメラで確認済み)

ただし、避妊手術をしていない場合、年に2回のヒート(発情期)の前後はホルモンバランスが乱れて情緒不安定になり、普段は吠えない些細な物音に対して神経質に反応してしまうこともあります。

そのため、初めてポメラニアンを迎える方が「静かな生活」を送りやすいのは、自立心がありお留守番も上手なメス、あるいは去勢手術をして闘争心が落ち着いた穏やかなオスかな、と私の経験では感じています。

もちろん個体差が一番大きいので、あくまで傾向として参考にしてください。

抱っこで見抜く吠えない特徴

ペットショップやブリーダーさんの元で子犬を選ぶ際、見た目の可愛さだけで決めてしまわずに、ぜひ試していただきたいのが「抱っこテスト」です。

これは動物行動学における「キャンベルテスト(子犬の性格診断)」の要素を、誰でもできるように簡略化したものです。

そこで、このやり方ですが、それはとても簡単なんです。

気になった子犬を優しく抱き上げて、膝の上や腕の中で、仰向けに近い状態(お腹を見せる体勢)にしてみてください。

そして30秒ほど、そのまま優しく声をかけながら様子を観察します。

抱っこした時の反応チェックポイント

  • 理想的な反応(Sタイプ):
    最初は少しモゾモゾしても、すぐに全身の力を抜いてダラーンとする。または、飼い主の顔をじっと見て落ち着いている。
    → これは人への信頼度が高く、環境への順応性が高い証拠です。神経質さが少ないため、将来的に無駄吠えが少ないパートナーになる可能性が高いです。
  • 注意が必要な反応(Dタイプ):
    体をガチガチに硬直させてバタバタと暴れ続ける。手や服を必死に噛もうとする。悲鳴のような高い声を上げて抵抗する。
    → これは恐怖心が非常に強いか、支配欲(我が強さ)が強い可能性があります。恐怖心が強い子は将来「警戒吠え」に、我が強い子は「要求吠え」に発展しやすいリスクがあります。

子犬の頃はどの子も「元気いっぱいに暴れる子が可愛い!」と思いがちです。

しかし、静かな生活を何より望むのであれば、抱っこされた時に「ふぅ」とため息をついてリラックスできるような、肝の据わったおっとりタイプの子を選ぶのが最大の成功の秘訣です。

この「生まれ持った落ち着き」は、後からのしつけではなかなか作れない貴重な才能なのです。

ミックさん

遺伝的気質の見極めが静かな生活への第一歩です。完全に吠えない犬はいませんが、ハドレー系などの血統やタヌキ顔といった特徴は性格に影響します。特に、抱っこテストで脱力できる子は順応性が高く、育てやすいパートナーになる可能性が高いと言えるワン。

ポメラニアンを吠えない子に育てるためのしつけ

ポメラニアンを吠えない子に育てるためのしつけ

運良く遺伝的におとなしい子を迎えられたとしても、それで安心はできませんよ。

その後の環境設定や飼い主さんの接し方次第で、犬は容易に「よく吠える子」へと変わってしまうからです。

そこで、ここからは、後天的な環境要因で吠え癖をつけないための、具体的な育て方と実践的な対策について解説します。

いつから吠え始めるのか知る

多くの子犬は、家に迎えた直後(生後2〜3ヶ月頃)は環境の変化に戸惑っているため、猫を被ったようにおとなしいものです。

「うちの子は全然吠えない良い子だわ、しつけなんて必要ないかも」と安心している飼い主さんも多いのですが、油断は禁物です。

そして、一般的には生後4〜5ヶ月を過ぎた頃から、ポメラニアンは急に吠え始めることがよくあります。

これは、犬の精神的な成長に伴う「自我の芽生え」と、脳の発達による「警戒心(恐怖心)の出現」によるものです。

今まで平気だったチャイムの音や、散歩ですれ違う他人に突然吠えかかるようになるのも、この時期特有の変化になりますね。

そこで、この変化に直面した時、「急に悪い子になった」と嘆くのではなく、「成長のプロセスとして当然吠える時期が来る」とあらかじめ想定して準備しておくことが大切です。

「吠え始めてから慌てて直す」のではなく、「吠え始める前に、吠える必要がない環境を作っておく」という予防的な視点を持つことが、ポメラニアンとの生活では何より重要になります。

なぜ吠えるのか理由を理解する

効果的なしつけを行うためには、まず愛犬が「なぜ今、吠えているのか」その理由を正しく診断する必要があります。

そこで、ポメラニアンの吠えは、大きく分けて以下の3つの動機に分類されます。

  1. 警戒吠え(Territorial Barking):
    インターホン、来客、窓の外の人影などに対して「敵が来たぞ!あっちへ行け!」と追い払おうとする本能的な行動です。この時、犬は恐怖や不安を感じています。「うるさい!」と大声で怒鳴ると、犬は「飼い主さんも一緒に敵に向かって叫んでいる(加勢してくれている)」と勘違いし、余計に興奮してしまうことがあります。
  2. 要求吠え(Demand Barking):
    「おやつが欲しい」「散歩に行きたい」「抱っこして」など、自分の欲求を通すための手段として吠える行動です。過去に「吠えたら要望が叶った」という成功体験があるため、学習して繰り返しています。このタイプに「静かに」と声をかけたり、なだめたりすることは、「吠えればかまってもらえる」というご褒美(強化)になってしまいます。
  3. 興奮・不安吠え(Excitement/Anxiety Barking):
    飼い主さんの帰宅が嬉しすぎてパニックになっている時や、逆に一人ぼっちの留守番で寂しくて鳴き叫ぶ時の吠えです。これらは感情の爆発であり、冷静なコントロールが効かない状態です。特に分離不安による吠えは、しつけというより精神的なケアが必要なケースです。

このように、理由が違えばその対処法も180度変わります。

そのため、まずは愛犬の様子をじっくり観察し、どのスイッチが入って吠えているのかを見極めることから始めましょう。

生後3ヶ月までの社会化が重要

生後3ヶ月までの社会化が重要

ポメラニアンを「吠えない子」に育てるための最大の鍵であり、二度と戻ってこない黄金期間が、生後3ヶ月(約12週齢)までの「社会化期」です。

この時期の子犬の脳は、恐怖心よりも好奇心が勝っており、スポンジのように外界の刺激を吸収します。

そのため、この短い期間に、どれだけ多くの「音」「人」「物」に肯定的な形で触れさせられるかが、将来の性格を決定づけます。

具体的には、チャイムの音、掃除機、ドライヤー、テレビの音、男性の低い声、子供の高い声、自転車、車の走行音など、生活の中で出会うであろうあらゆる刺激を経験させてください。

そして重要なのは、それらを見せたり聞かせたりしながら、おやつを与えて「これは怖くないよ、良いことの前触れだよ」と教えてあげることです。

ワクチンプログラムがまだ終わっていない場合

「ワクチンが終わるまでは外に出してはいけない」と獣医師から指導されることがあります。

ただし、これは「自分の足で地面を歩かせてはいけない(感染症予防)」という意味であり、「外の世界を見せてはいけない」という意味ではありません。

抱っこ散歩や犬用スリングを使って、地面には下ろさずに外の空気を吸わせ、家の外の音を聞かせることは非常に有効かつ必要です。

また、この時期に箱入りで育てすぎてしまうと、成犬になってから初めて見るもの全てに恐怖を感じて吠え続ける「社会化不足」の状態になってしまいます。

チャイムや生活音への対策方法

ポメラニアンが家庭内で最も反応しやすく、飼い主さんを悩ませるのが「インターホン(チャイム)」の音に対する激しい吠えです。

一度吠え癖がつくと直すのが大変ですが、「音響脱感作(おんきょうだつかんさ)」という科学的なトレーニング手法を使うことで改善が可能です。

そして、このトレーニングの基本は、「チャイムの音=吠える合図」という脳内の結びつきを、「チャイムの音=美味しいおやつがもらえる合図」へと書き換えることです。

そこで、このトレーニングの具体的な手順は以下の通りです。

  • ステップ1:YouTubeなどの効果音動画を使ってチャイムの音を用意します。最初は犬が耳をピクリとさせる程度の、極めて小さな音量で再生します。
  • ステップ2:その微細な音が鳴っている間、特別に美味しいおやつ(チーズや茹でたササミなど)を与え続けます。音が止まったら、おやつもピタッと止めます。これを何度も繰り返します。
  • ステップ3:犬が音を聞いた瞬間に「おやつだ!」と期待する表情を見せるようになったら、少しだけ音量を上げます。もし吠えてしまったら、音量が大きすぎた証拠なので、前のステップに戻ります。
  • ステップ4:数週間かけて徐々に実際の音量に近づけていきます。最終的には、本物のチャイムが鳴った時に、玄関へダッシュして吠えるのではなく、飼い主さんの元へ来て「おやつですよね?」と期待して座るようになれば大成功です。

無駄吠え防止グッズの効果と選び方

日々のトレーニングを頑張っていても、どうしても吠えが止まらない場合や、近隣からの苦情で即効性のある対策が必要な場合、市販の「無駄吠え防止グッズ」の助けを借りるのも一つの選択肢です。

ただし、道具選びを一歩間違えると愛犬を深く傷つけることになるため、慎重な判断が必要になります。

そこで、私が推奨できるのは、吠え声を感知して振動する「バイブレーションカラー」です。

これはスマホのバイブのような振動で、「ん?何だ今の動きは?」と犬の気を逸らす(ビックリさせる)ことで、吠えのパターンを中断させる仕組みです。

痛みや電気ショックを与えないため、犬への身体的負担が少なく、比較的安全に試すことができます。

絶対におすすめしないグッズ:電気ショック首輪

吠えると電流が流れて痛みを与えるタイプの首輪は、絶対に使用しないでください。

このグッズを使えば、確かに吠えは止まるかもしれませんが、それは「痛いから怖い」という恐怖による支配なんです。

ポメラニアンのような感受性の強い犬種にこれを使うと、精神的なトラウマを植え付け、飼い主さんを信頼しなくなったり、逆に攻撃性が増して噛み付くようになったりする深刻な副作用があります。

そのため、愛犬の心と体を守るべく、痛みのない人道的な方法を選んでくださいね。

ミックさん

どんなに穏やかな子でも、生後3ヶ月までの社会化期に外界の刺激に慣れさせなければ吠え癖はつきます。そこで、重要なのは吠える動機を見極めること。チャイム音への脱感作や要求吠えの無視など、理由に応じた科学的なアプローチこそが成犬時の平穏な生活を作るワン。

よくある質問(FAQ)

最後に、ポメラニアンの吠えに関する悩みで、特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. マンションなどの集合住宅でも飼うことはできますか?

十分に可能です。ただし、足音が階下に響いてトラブルになるのを防ぐための厚手の防音マットの活用や、廊下を通る人の気配に反応しないよう窓に目隠しシートを貼るなどの環境対策は必須です。そのため、これからお迎えする場合は、比較的警戒心が薄く、環境変化に動じないハドレー系などの穏やかな血統の子を選ぶことで、騒音リスクを大幅に軽減できます。

Q2. 成犬になってからの吠え癖はもう直りませんか?

成犬からでも改善は可能です。時間はかかりますが、脳は学習し続けるからです。そして、要求吠えには「徹底的な無視(視線も合わせない)」、警戒吠えには「環境管理(見せない・聞かせない)」など、吠える動機に合わせた正しい対処を一貫して継続することが重要です。また、一時的に吠えが悪化しても、諦めずに家族全員で同じ態度で接すれば行動は必ず変えられます。

Q3. 2匹目を迎えると吠えるようになりますか?

先住犬がよく吠える場合、新しい犬もそれを真似して吠える「社会促進(モデリング)」が起きる可能性が非常に高いです。それは、犬が仲間の行動を見て学ぶ動物だからです。逆に先住犬が穏やかであれば、良い手本となってくれますよ。そのため、多頭飼いを検討する場合は、まず先住犬のトレーニングを完了させ、落ち着いた状態にしてから迎えるのが理想的です。

まとめ:ポメラニアンの吠えない子との生活のために

「ポメラニアン 吠えない子」という検索キーワードで情報を探すことは、決して悪いことではありません。

現代の住宅事情やライフスタイルを考えれば、静かに暮らせるかどうかは切実な問題だからです。

しかし、最初からスイッチ一つで静かになるロボットのような犬はいません。

そこで、大切なのは、まず「遺伝的に穏やかな素質を持つ子(ハドレー系やタヌキ顔、抱っこでリラックスできる子)」を慎重に選び、その上で「社会化期の短い期間にたくさんの音や刺激に慣れさせる」ことです。

そして、「彼らが吠える理由(不安や要求)を理解して、先回りして対処する」ことが必要になります。

また、ポメラニアンの吠えは、彼らの知性の高さと豊かな感情表現の表れでもあります。

吠えることを完全にゼロにしようと神経質になる必要はありません。

それよりも、コマンドでコントロールできる関係性を築いていくこと、そして彼らの安心できる場所を作ってあげることこそが、愛犬との幸せな生活への近道だと私は思います。

最後に、この記事があなたの運命のパートナー探しと、その後の笑顔溢れるポメライフの一助となれば幸いです。

ミックさん

「吠えない子」は偶然ではなく、遺伝的素養の選定と正しい育成によって育まれるものです。そのため、吠えを完全にゼロにするのではなく、意思表示として理解しつつコントロールできる信頼関係を築くことこそが、愛犬と飼い主双方にとっての幸せな共生につながるんだワン。

※本記事の内容は、一般的な飼育データや長年の経験に基づいた情報です。しかし、犬の成長や健康状態には個体差があります。個体ごとの正確な診断や健康管理については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

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