最近、以前利用していたサイト売買仲介業者以外の業者からもDMが届くようになりました。今まで全く知らなかった業者名だったので、恐らくここ1年程度でいくつか業者が増えたのでしょう。
ちなみに、以前のサイト売買業者関連の記事はこちら

この記事では私が使ったサイト売買仲介業者3社についてその特徴を解説していますが、基本的に私たちがサイト売買を行うためには、これらのサイト売買仲介業者を利用して行う事になります。
そして、今から2~3年ほど前にはサイト売買仲介業者は5社程度となっていましたが、年々増加傾向にあり現在ではその数10社以上となっています。
仲介業者が10社以上もあるという事は、各サイト売買仲介業者によってその特徴や違いがあるため、サイト売買を行うためには、まずはどのサイト売買仲介業者を利用するのか?についてじっくりと検討する必要があります。
サイト売買仲介業者を選ぶために
この記事では、私の経験を元に、サイト売買仲介業者を選ぶ際に注目すべき点について解説していきます。サイト売買では、案件選びも重要ですがそれと同様にサイト売買仲介業者選びも重要であり、この業者の選択を間違ってしまうと、色々とストレスを感じてしまう結果になる可能性があります。
仲介手数料は適正なのか?
サイト売買において、売買仲介業者を利用するという事は、そこで発生した売買に関して一定の仲介手数料が発生する事になります。
そして、この仲介手数料ですが、各売買仲介業者によって微妙に異なっており、基本的には譲渡(成約)金額の数%となっています。そして、仲介業者によっては最低仲介手数料を設定しているところもあり、譲渡金額の数%か最低仲介手数料のいずれか多い金額を仲介業者に支払う事になります。
もっとも、仲介業者を介してサイト売買を行う場合には、仲介業者を利用するための手数料は当然発生するものだと思いますが、手数料の差額については十分考慮する必要があります。
というのも、仲介手数料が高ければ高いほど、自分の手元に入ってくるお金が減る事になるからです。特に譲渡金額が高額になればなるほど仲介手数料も高額になるため、自分の譲渡または購入希望金額を元にどの程度の仲介手数料が発生するのか?についてはあらかじめ計算しておく必要があります。
また、最低仲介手数料(ほとんどの仲介業者で設定されています)については、譲渡または購入金額によって適用される条件が異なっているため、事前の確認が必須になります。
例えば、譲渡金額25万円以下の場合、最低仲介手数料5万円が適用される仲介業者のケースでは、売主側の利益は下記の通りです。
●譲渡金額25万円-最低仲介手数料5万円=利益20万円
●譲渡金額15万円-最低仲介手数料5万円=利益10万円
この利益金額を見れば分かりますが、譲渡金額が少ない方の利益率が下がる事になります。
また、先程と同条件において買主側から見るとその利益は下記の通りです。
●購入金額25万円+最低仲介手数料5万円=実際の購入代金30万円
●購入金額15万円+最低仲介手数料5万円=実際の購入代金20万円
このように、購入金額が少ないにも関わらず仲介手数料が割高に感じてしまう可能性が高くなるため、案件の選択時には、どの程度仲介手数料が発生するのかの確認はとても重要になってきます。
ちなみに、この仲介手数料については、売主のみ、売主+買主の両方、買主のみにそれぞれ発生するパターンがありますので、事前にサイト売買仲介業者の利用手数料がどのように発生するのか?について確認しておく必要があります。

売買取引のシステムはどうなっているのか?
サイト売買の取引方法にはいくつか種類があり、これは各サイト売買仲介業者によって微妙に異なっています。
このような売買仲介業者では、仲介業者はあくまでも売買案件の提供(またはチャットメッセージ環境の提供)のみ行い、売買価格の交渉やサイト売買以降に伴う契約書の作成、サイトの移管などサイト売買に関する全ての業務を売主と買主の双方で行う必要があります。
もっとも、売買契約書の作成やサイト移管など、サイト売買初心者にとってハードルが高い作業については、無料または有料にて業務の代行を行ってくれる売買仲介業者もあるため、自分にはちょっと難しいと思ったら、遠慮する事無く売買仲介業者へ依頼して下さい。
このような売買仲介業者の場合には、売主、買主との交渉の場にアドバイザーとしてサポートに入ったり、契約書の作成はもちろん、売買代金の受け渡しやサイト移管まで、サイト売買に関する全ての業務について全てお任せにて依頼する事が可能です。
ただ、これは当たり前と言えばそうですが、全ての業務を代行するという事は、すなわち人件費が掛かっており、それ相応の売買仲介手数料が発生するため、事前に仲介手数料を確認した上で、サイト売買代金と売買仲介手数料を十分比較検討する必要があります。
そして、これは私の経験上ですが、サイト売買仲介業者の選択基準としては下記の通りです。
●サイト売買代金が低い=サイト売買案件のみ提供の仲介業者
●サイト売買代金が高い=サイト売買業務を全て代行してくれる仲介業者
ちなみに、サイト売買代金が高い=その金額の目安ですが、概ね100万円を目安にすると良いでしょう。100万円と言えば企業にとってはともかく個人にとっては大金だと思うので、私はこの100万円を基準としています。



どのようなサポートを行っているのか?
サイト売買仲介業者の場合、同業他社との差別化を図るため、自社独自のサポート体制を用意しています。例えば、近年その業務を拡大し続けているサイトマでは下記のサービスを提供しています。
●売主・買主・サイトマの三者間スカイプ面談
●サイトマから売主・買主へのサポートメールの送信
●なんとサイト移管手数料が無料
このように、サイトまでは同業他社には無いようなサポート体制を取っており、このサポートによってサイト売買初心者であっても安心してサイト売買を行う事が出来ます。


ちなみに、私が最初にサイト売買を依頼した仲介業者はこのサイトマで、サイト売買開始から1ヶ月程度で売買が完了しました。この間、サイトマからは下記のサービスを受けています。
●スカイプ面談
●数多くのサポートメール
●契約書の作成
●売買代金の管理
●サイト移管
このように、私はサイトマから数多くのサポートをしていただき、安心してサイト売買を完了する事が出来ました。
もっとも、サイトマHPに掲載されている売買案件は、いずれも高額案件となっているため、それなりのサポートが無いと不安になってしまいますので、高額案件の売買を希望する場合には、サイトマのようなサポート体制を取っている仲介業者を利用した方が良いです。
売買代金の受け渡しはどうなっているのか?
サイト売買において、ある意味一番重要な事は売買代金の受け渡しになります。それはそうですよね?売主・買主双方において、この売買代金の受け渡しがスムーズに行かないと大変な事になってしまいますから。
●売主=いつまで経っても売買代金の回収が出来ない
●買主=いつまで経ってもサイトを手にする事が出来ない
このような事態になってしまうと困るため、サイト売買においてはいかに売買代金の受け渡しがスムーズに進むのか?がとても重要になってきます。
そこで、この売買代金の受け渡しですが、大抵のサイト売買仲介業者ではエスクローサービスを導入しています。ちなみに、このエスクローサービスですが、売買契約書の締結後に一旦売買仲介業者が買主よりサイト売買代金を預かり、売主から買主へサイト移管(譲渡)が行われた後に、売買仲介業者から売主へ仲介手数料を引いた売買代金が入金されるシステムになります。
そのため、このエスクローサービスを導入している仲介業者を利用すれば、売買代金の受け渡しがスムーズに進む可能性が極めて高くなるため、売買仲介業者を利用する際には、エスクローサービスを導入しているのか?の確認が必須になります。



まとめ
●サイト売買仲介業者の手数料は適正なのか?の確認
●サイト売買取引の流れはどうなっているのか?の確認
●サポート体制の確認
●売買代金の受け渡し方法の確認
私が初めてサイト売買を経験したのが、今から約3年ほど前になりますが、当時に比べて現在では数多くのサイト売買仲介業者が存在しており、それぞれの仲介業者のサービスには微妙に違いがあります。
また、売主がサイト売買案件を出す場合には、1社だけとは限らず複数の仲介業者に出しているケースもあるため、同じ案件が複数の仲介業者に掲載されている可能性もあります。
そのため、あなたがこれからサイト売買を行おうとする場合には、これらの違いを十分に比較検討した上で、信頼のおける仲介業者を利用して下さい。特に、同じ案件が複数業者に掲載されている場合には、より条件のよい仲介業者を選ぶ必要があります。