サイトやブログに検索からのアクセスを増やすためには、検索エンジンに記事をインデックスさせる必要があり、そのためにはGoogle先生に記事更新の通知を知らせるGoogle XML Sitemapsを利用している人が多いと思います。
ただ、Google XML Sitemapsでは不具合によると思われるインデックス不良が報告されているため、最近ではAll in One SEO Packのサイトマップ機能や別のサイトマップ用プラグインなどを使って更新通知を送信している人も増えています。
ですが、Google Search Consoleという、Googleが提供しているツールのFetch as Googleを使えば、過去の経験上Google XML Sitemapsよりも早くインデックスされる事を確認しています。(Google XML SitemapsのみだったものをFetch as Googleを使うようになってからインデックススピードが早くなりました)
もっとも、このFetch as GoogleではGoogle先生になかば強制的に今すぐURLをインデックスしてねとお願いするものなので、インデックススピードが早いのもうなづけます。(必ずしもインデックスされるとは限りません)
しかし、実際にFetch as Googleを使った場合、Google先生に投稿記事がインデックスされるまでに掛かる時間はどのくらいなのか?については、Google XML Sitemapsよりも早かったとしか記憶になかったので、今回インデックスにかかる時間はどのくらいなのか?について調査してみました。
Fetch as Googleの調査に使ったサイトは3つ
今回Fetch as Googleのインデックススピード計測のために使ったサイトは3つあり、それぞれ記事投稿数や検索順位などの違いがあります。もっとも、いくつかのサイトを比較してみないと記事数や検索順位=サイト規模の違いによるインデックススピードの違いが分からないため、計測自体にあまり意味はない可能性がありますから。
そこで、Fetch as Googleによるインデックススピードの計測方法ですが、Fetch as GoogleでインデックスするURLを送信してからGoogle先生での登録が確認出来るまでの時間(site:コマンドによる確認)を計測しました。それでは、各パターン別のインデックススピードの計測結果について下記に記載しておきますね。
Fetch as Googleパターン1
●記事投稿数→223記事
●検索順位→某金融系キーワードで1枚目に表示
●月間PV→約15,000

Fetch as Googleパターン2
●記事投稿数→102記事
●検索順位→某金融系キーワードで1枚目に表示
●月間PV→約2,000



Fetch as Googleパターン3
●記事投稿数→49記事
●検索順位→未確認
●月間PV→約500



Fetch as Googleは月間PV数による?
これは恐らく誰もが予想していたと思いますが、今回のFetch as Googleによるインデックススピードの計測結果は、記事投稿数&月間PV数が一番多いサイトが早く、記事投稿数&月間PV数が一番少ないサイトが遅くなるという結果になりました。
もっとも、今回の比較では3つのサイトのみだったので、サンプルが少なく全てのサイトが同じような結果になるとは限りません。ただ、記事投稿数&月間PV数が多いサイトと言うのはそれだけGoogle先生に重要なサイトだと認識されている可能性が高いため、優先的にクローラーが回ってくる=インデックススピードが早くなるのかも知れませんね。
もっとも、記事の内容が良好=ブログの評価が重要であるという事は言うまでもありません。
そのため、このFetch as Googleによるインデックススピードの早さ=Google先生からの重要度を確認するための1つの指標と捉える事が出来そうです。ちなみに、パターン3のブログは当ブログです。
まとめ
現在、サイトやブログを運営している人の中では、Google analyticやGoogle Search Consoleなど、Googleが提供している各種ツールを使っている人は多いと思います。
そして、これらのツールをうまく使う事によってサイトやブログ運営の質が向上する可能性があるため、今後もこれらのツールを積極的に使って行きましょう。
特に、Google Search ConsoleのFetch as Googleはインデックスの早期実現に向けてのお勧めのツールになっています。