ミックさんこの記事では、ポメラニアンの体重推移と成長予測、そして成犬サイズやデカポメについても書いているワン!
ふわふわで愛らしいポメラニアンですが、お迎えしたばかりの頃は「うちの子、ちゃんと育ってるかな?」「将来どのくらいの大きさになるんだろう?」と、体重推移や成長に関する不安が尽きないものですよね。
特に、ポメラニアンは個体差が大きく、デカポメと呼ばれるほど大きく育つ子もいれば、予想以上に小さく収まる子もいます。
また、成長期に訪れる猿期の見た目の変化や、体重管理を怠るとリスクが高まる気管虚脱や膝蓋骨脱臼といった関節トラブルも、飼い主としては見過ごせない課題なんです。
そして、生後2ヶ月の小さな体から、成犬に向けてどう変化していくのか?気になるところですよね?
そこで、この記事では、私の15年の飼育経験と知識をもとに、ポメラニアンの健全な成長を見守るためのポイントを詳しくお話ししますね。
- 月齢ごとの平均的な体重推移と成長スピード
- 成犬時のサイズを予測する計算式とコツ
- デカポメになる理由と健康面でのメリット
- 痩せすぎや肥満を防ぐ食事と運動の管理術
- 体重異常からくるリスクの早期発見法


- ポメラニアン飼育歴15年
- 平成2年4月より保護犬と生活
- 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
- ミックさんはかなりのビビり
- 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験
- 各種獣医学書関連&動物看護関連の書籍は10冊以上読破


- ポメラニアン飼育歴15年
- 平成2年4月より保護犬と生活
- 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
- ミックさんはかなりのビビり
- 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験
- 各種獣医学書関連&動物看護関連の書籍は10冊以上読破
ポメラニアンの体重推移と成長の仕組み


ポメラニアンは超小型犬に分類されますが、その成長スピードは驚くほど速いです。
生まれたばかりの小さな命が、わずか数ヶ月で成犬に近い姿へと変化していく過程は、生命の神秘そのもの。
そこで、ここでは、月齢ごとの具体的な体重変化や、その時期特有の身体的特徴について、私の経験を交えながら解説していきます。
生後2ヶ月の体重から成犬サイズを予測
新しい家族としてペットショップやブリーダーからお迎えすることの多い生後2ヶ月(60日)頃。
この時期の体重は、成犬になった時の最終的なサイズを予測する上で、非常に重要な「最初の指標」となります。
また、私の経験上、そして多くのブリーダーさんが口を揃えて言う一般的な計算式というものが存在します。
そこで、具体的にシミュレーションしてみましょうか。
例えば、生後2ヶ月でお迎えした時の体重が600gと、かなり小柄な子の場合、600g × 3 = 1.8kg となり、成犬になっても2kg以下の極小サイズ(ティーカップサイズなどと呼ばれることも)に収まる可能性が高いです。
その一方で、この時点ですでに1.2kgある元気な子の場合は、1.2kg × 3 = 3.6kg となり、スタンダード基準の上限、あるいはそれを少し超えるくらいの、骨格がしっかりしたポメラニアンに成長することが予測されます。
しかし、ここで強くお伝えしたいのは、この計算式はあくまで「目安」であり、絶対的な法則ではないということです。
ポメラニアンという犬種は、遺伝子の歴史の中に中型犬である「ジャーマン・スピッツ」や、さらに遡ればサモエドのような北方犬の血を持っています。
そのため、「先祖返り」と呼ばれる現象が起きやすく、計算式よりもはるかに大きく育つ子が意外と多いのです。
もっとも、「計算通りにいかなかった!」と驚く飼い主さんも多いですが、それはその子が持つ生命力の強さであり、個性の一つです。逆に、食が細くて計算式ほど大きくならない子もいます。
あくまで「このくらいになるかな?」という楽しみの一つとして捉え、日々の成長記録をつけていくことが大切ですよ。
生後3ヶ月までの成長速度と個体差
生後2ヶ月から3ヶ月にかけての1ヶ月間は、ポメラニアンの一生の中で最も成長率が高く、爆発的なスピードで身体が大きくなる時期なんです。
「朝起きたら、昨日よりもひと回り大きくなっている気がする」というのは、決して大袈裟な表現ではなく、実際に毎日数グラムから数十グラム単位で体重が増加していきます。
そして、この時期には子犬の体内では骨格が急速に形成され、内臓機能も発達しており、身体は非常に多くのエネルギーと栄養素(特にタンパク質とカルシウム)を必要とします。
また、ここで絶対にやってはいけないのが、人間のダイエット感覚や、「小さく育てたい」という飼い主のエゴによる食事制限なんです。
それと、生後3ヶ月までの子犬は、肝臓にエネルギー源(グリコーゲン)を貯蔵する能力が未熟です。
そのため、空腹時間が長く続くと血糖値が急激に下がり、「低血糖症」を引き起こして痙攣や昏睡状態に陥るリスクがあります。
つまり、「豆柴サイズにしたい」といった願望でご飯を減らすことは、虐待に近い危険な行為だと認識してください。
さらに、この時期はフードのパッケージに記載されている給餌量を守りつつ、便の様子を見ながら「十分な量」を与えることが最優先です。
同じ両親から生まれた兄弟犬であっても、片方は食欲旺盛でぐんぐん大きくなり、もう片方は食が細くて小柄なまま、ということも珍しくありません。
これらの状況により、「うちの子は周りの子より小さい(または大きい)」と一喜一憂する必要は全くありません。
重要なのは、その子なりのペースで体重が増加傾向にあるかどうか、そしてあばら骨が浮き出るほど痩せていないか、という点です。
元気いっぱいに遊び、しっかり食べて寝る。このサイクルが守られていれば、サイズの違いは個性として受け入れましょう。
猿期のハゲと体重減少の誤解


生後4ヶ月頃になると、ポメラニアンを飼い始めた多くの人が驚く現象が訪れます。
それが、通称「猿期(さるき)」と呼ばれる独特の換毛期なんです。


この時期、子犬のふわふわした柔らかい毛が抜け落ち、大人の硬い被毛へと生え変わる準備が始まります。
特徴的なのはその抜け方で、顔の中心部(マズル周り)と体幹の毛が先に抜け落ちるため、顔の周りだけ毛が残って、まるでお猿さんのような顔立ちになることからこの名がつきました。
そして、この猿期において、多くの飼い主さんが抱く不安が「急に痩せてしまったのではないか?」「栄養失調ではないか?」というものです。
毛のボリュームが極端になくなるため、見た目が一気に貧相になり、ひと回りもふた回りも小さくなったように錯覚してしまうのです。
しかし、これはあくまで「被毛のボリュームダウン」による視覚的な変化であり、身体そのものが痩せたわけではありませんよ。
これについては、実際に体重計に乗せてみれば一目瞭然です。
見た目はガリガリになったように見えても、体重の数値自体は横ばい、あるいは緩やかに増加しているはずです。
ですが、もし見た目が細くなるだけでなく、実際の体重の数値も減少し始めている場合は、警戒が必要になります。
成長期真っ只中の子犬の体重が減るというのは、正常な状態ではありません。
内部寄生虫(回虫など)の存在、消化吸収不良、あるいは何らかの先天性疾患のサインである可能性があります。
そのため、猿期による見た目の変化に惑わされず、必ず「数値」で成長を確認する習慣をつけてください。
また、この時期のブラッシングは、皮膚の血行を促進し、美しい大人の毛を生やすための重要なケアとなります。
スカスカの見た目を悲観せず、「今しか見られないレアな姿」として写真を撮り、成長の記録として楽しむくらいの余裕を持つことが大切です。
基準を超えるデカポメの体重推移
犬図鑑やJKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種標準を見ると、ポメラニアンの標準体重は「1.8kg〜2.5kg(3.0kg程度まで許容)」と記載されています。
しかし、現実の世界では、この基準を大きく上回り、5kg、7kg、時には10kg近くまで成長する個体が存在しているのです。
これについて、愛好家の間では親しみを込めて「デカポメ」と呼ばれていますが、彼らの体重推移は標準サイズの子とは全く異なるカーブを描きます。
また、デカポメになる子の多くは、生後2〜3ヶ月の時点ですでに予兆があります。
標準的な子が1kg前後で推移する時期に、すでに2kgを超えていることもザラなんです。
そして、成長が止まるとされる生後10ヶ月を過ぎても、骨格がガッシリと成長し続け、1歳半くらいまで緩やかに大きくなるケースも見られます。
ですが、これは決して「失敗」や「異常」ではなく、先ほどもお話しした通り、ポメラニアンの祖先は中型犬のスピッツです。
品種改良によって小型化された歴史は比較的浅いため、祖先の遺伝子が強く発現する「先祖返り」は、この犬種においてごく自然に起こり得る現象なのです。
デカポメの魅力とメリット
- 骨格の強さ: 骨が太くしっかりしているため、ポメラニアンの宿命とも言える「骨折」のリスクが格段に低いです。
- 圧倒的な体力: 基礎体力があり、1時間以上のハイキングやドッグランでの激しい運動にも耐えうるタフさを持っています。
- 性格の穏やかさ: 一般的に、身体が大きい子の方が神経質な面が少なく、おおらかで落ち着いた性格をしている傾向があります。
「小さくないとポメラニアンじゃない」なんてことは絶対にありません。
むしろ、獣医師の中には「健康面を考えれば、少し大きいくらいの方が安心」と言う先生も多いんです。
デカポメならではの、抱き心地の良さと頼もしさは、一度味わうと病みつきになりますよ。
サイズという枠にとらわれず、その子が持って生まれたたくましい骨格と成長力を、誇らしく思ってあげてくださいね。
成犬時の理想体重とサイズ確定時期
「うちの子、いつまで大きくなるの?」という疑問は、成長期の子犬を持つ飼い主さん共通の悩みです。
一般的に、ポメラニアンの骨格的な成長(骨が伸びて体高や体長が決まること)は、生後10ヶ月頃にほぼストップすると言われています。
その理由としては、骨の端にある「骨端線」が閉じるのがこの時期だからです。
しかし、骨の成長が止まったからといって、体重の増加がそこでピタリと止まるわけではありませんよ。
生後10ヶ月から1歳、1歳半にかけては、子供の体つきから大人の体つきへと変化する「充実期」に入ります。
胸板が厚くなり、お尻周りに筋肉がつき、全体的にガッシリとした体型になっていきます。
つまり、体重は1歳を過ぎる頃まで緩やかに微増を続けるのが一般的です。
そこで、結論としては、1歳〜1歳半を迎えた時点での体重が、その子の生涯の「理想体重(適正体重)」となるケースが大半になります。
例えば、1歳の時点で3.0kgだった子が、2歳で3.5kg、3歳で4.0kgと増えていくのは、もはや「成長」ではなく「脂肪の蓄積」、つまり肥満です。
そのため、多くの飼い主さんが「まだ成長期かもしれない」と思ってご飯を減らせずにいますが、1歳を過ぎたら意識を切り替える必要がありますよ。
「成長を見守る」モードから、「適正体重を維持する」メンテナンスモードへ。
この切り替えが遅れると、気づいた時にはダイエットが困難なほどの肥満になってしまうこともあります。
1歳の誕生日に測った体重を、その子の「ベスト体重」としてメモしておき、生涯を通じてその数値をキープすることを目標にしましょう。



生後2ヶ月の体重の3倍が成犬時の目安ですが、ポメラニアンは先祖返りで大きく育つ「デカポメ」も多いのが魅力ですね。また、猿期に痩せて見えても数値が増えていれば問題ありません。1歳頃に骨格が完成するまで、個体差を受け入れながら成長を見守ることが大切だワン。
健康的なポメラニアンの体重推移と食事


愛犬に1日でも長く、健康でそばにいてほしい。そう願うなら、私たち飼い主ができる最大のプレゼントは、高価な服やおやつではなく、徹底した「適切な体重管理」です。
特にポメラニアンは、細い手足と小さな関節で体を支えており、気管も弱いため、わずかな体重増加が健康寿命を縮める直接的な原因になります。
そこで、ここでは、感覚に頼らない、飼育歴15年の経験をもとに論理的かつ具体的な管理方法をご紹介しますね。
餌の量を決めるカロリー計算とBCS
ドッグフードのパッケージ裏に書いてある「体重◯kgなら◯g」という給餌量は、あくまで全犬種の平均値を基にした目安に過ぎません。
運動量の多い子、寝てばかりの子、避妊去勢済みの子、代謝が良い子など、条件は様々であり、あの子には適量でも、うちの子には多すぎる、なんてことは日常茶飯事なんです。
そこで活用したいのが、科学的なカロリー計算と、実際に触って確かめるBCS(ボディ・コンディション・スコア)です。
まず、ベースとなる食事量は、愛犬の「理想体重」と「活動係数」から算出します。
少し複雑に聞こえるかもしれませんが、基本の考え方は「安静時に必要なエネルギー(RER)」に「活動レベルに応じた係数(DER)」を掛けることで求められます。
(出典:環境省『飼い主のためのペットフード・ガイドライン』)
ちなみに、最近は数値を入力するだけで自動計算してくれるサイトも多いため、一度正確な必要カロリーを把握しておきましょう。
しかし、計算で出た数値もまだ「仮の答え」なんです。
最も重要なのは、その量を与えてみて、実際の体型がどう変化するかを観察することであり、ここで登場するのがBCSです。
| BCS(体型評価) | 状態と触り心地 | 食事量の調整アクション |
|---|---|---|
| BCS 1-2(痩せ) | 肋骨、腰骨がゴツゴツと手に当たり、脂肪を全く感じない。上から見てくびれが深すぎる。 | 現在の量から10%〜15%増やす。高カロリーなパピー用フードを混ぜるのも有効。 |
| BCS 3(理想) | 薄い皮下脂肪越しに肋骨を感じることができる。上から見て適度なくびれがある。 | 現状の量を維持。体重が増減しないか定期的にチェック。 |
| BCS 4-5(肥満) | 厚い脂肪に阻まれ、強く押さないと肋骨が分からない。背中が平坦で、くびれがない。 | 現在の量から10%〜15%減らす。おやつを中止し、野菜などでカサ増しをする。 |
ポメラニアンは豊富な被毛(ダブルコート)に覆われているため、見た目だけで体型を判断するのは不可能です。
毎日スキンシップを兼ねて体を撫でる際に、指先を毛の中に潜らせて、直接地肌の上から肋骨の感触を確かめてみてください。
「あ、今日はちょっとお肉がついたかな?」「背骨がゴツゴツしてきたな」と指先で感じ取ることが、体重計の数値以上に正確な健康管理になりますよ。
ポメラニアンの体重5kgは肥満?骨格の判断
「うちの子、体重が5kgもあるんです。これって太り過ぎでしょうか?」という相談を、SNSやドッグランでよく受けます。
しかし、これに対する答えはイエスともノーとも言えません。正解は「その子の骨格によります」の一言に尽きます。
もし、その子が骨太で体高(地面から背中までの高さ)もあり、手足もしっかりしている「デカポメ」タイプなら、5kgは適正体重、あるいは痩せ気味かもしれません。
逆に、骨格が華奢で小さいのに5kgあるなら、それは内臓脂肪たっぷりの明らかな肥満ですね。
また、肥満かどうかの判断基準は、体重の絶対値ではなく、「体脂肪率」です。
しかし、犬の体脂肪率を家庭で測るのは難しいため、やはりここでも「肋骨チェック」が有効になります。
体重が5kgあっても、触った時に肋骨が適度に感じられ、上から見て腰のくびれが確認できれば、それは「大きなポメラニアン」としての健康的な体型です。
逆に、背骨が肉に埋もれていて溝ができている、首周りにタプタプとした脂肪がついているようであれば、早急なダイエットが必要になります。
そして、「うちの子は骨が大きいから」というのは、時に肥満を認めたくない飼い主の言い訳になってしまうこともあります。
ですが、獣医師などの第三者に触診してもらい、客観的に「骨格が大きいのか、太っているのか」を判定してもらうことを強くお勧めします。
避妊・去勢後の代謝変化と食事管理


避妊・去勢手術は、望まない妊娠を防ぐだけでなく、生殖器系の病気を予防するためにも推奨されていますが、術後には「太りやすくなる」という大きな変化が待っています。
これは、性ホルモンの分泌がなくなることで基礎代謝が低下する一方、ホルモンバランスの変化により食欲が増進するためです。
つまり、「消費カロリーは減るのに、食欲は増える」という、太るための条件が揃ってしまうのです。
そして、一般的には、手術後は術前と比較して、必要なエネルギー量が15%〜20%程度減少すると言われています。
そのため、これまでと同じフードを同じ量だけ与えていれば、確実に太るんです。
獣医さんからも「太りやすくなるから気をつけてね」と釘を刺されることが多いと思いますよ。
そこで、対策としては、まず術後の抜糸が終わったタイミングから、食事量を今の量から1割〜2割程度減らす調整を始めましょう。
あるいは、カロリー密度が低い「避妊・去勢後専用フード」や「体重管理用フード」に切り替えるのも有効な手段です。
しかし、食欲が増している愛犬にご飯を減らすのは心が痛むものです。
そんな時には、キャベツやブロッコリーを茹でたもの、無糖の寒天、おからパウダーなど、低カロリーでカサ増しできるトッピングを上手く活用してください。
このような、満腹感を与えつつカロリーを抑える工夫が、術後の激太りを防ぐ鍵となります。
「欲しがるからあげる」のではなく、「健康のためにコントロールする」のが、本当の愛情なのです。
散歩の質を高めて体重をコントロール
体重管理というと、どうしても「食事制限」ばかりに目が行きがちですが、食事を減らすだけで痩せようとすると、脂肪と一緒に筋肉まで落ちてしまいます。
そして、筋肉が減ると基礎代謝が下がり、結果として「少し食べただけですぐ太る体質」になってしまうのです。
つまり、健康的な体重管理には、適度な運動による筋肉の維持が不可欠なんです。
とはいえ、ポメラニアンは小型犬ですので、大型犬のように1時間も走り回る必要はなく、大切なのは距離や時間よりも「散歩の質と頻度」になります。
ポメラニアンにおすすめの運動ルーティン
- 時間と回数: 1回15分〜20分程度を、1日2回(朝・夕)。まとめて長く歩くより、こまめに回数を分けた方が代謝アップに効果的です。
- コース選び: 膝への負担を避けるため、急な坂道や階段は極力避け、平坦なアスファルトや土の上を選びましょう。
- クン活(匂い嗅ぎ): 匂いを嗅ぐ行為は、犬にとって情報の収集であり、脳をフル回転させる作業です。脳を使うとカロリーを消費するだけでなく、ストレス解消になり、ストレスによる過食や無駄吠えを防ぐ効果もあります。
また、家の中での運動にも十分注意する必要がありますよ。
ツルツル滑るフローリングでボール投げをして、急ブレーキや急旋回をさせるのは、膝蓋骨脱臼(パテラ)の最大の原因になります。
そのため、室内で遊ばせる場合は、必ず滑り止めのマットやカーペットを敷き詰め、グリップが効く環境を整えてあげてください。
それと、外を一定のペースで「歩く」ことは、膝周りのインナーマッスルを鍛え、天然のサポーターとして関節を守ることに繋がります。
毎日の散歩は、単なる排泄の時間ではなく、愛犬の筋トレと健康維持のための大切なセッションなのです。



体重管理は数値だけでなく、肋骨を触るBCSでの評価が最重要です。そして、肥満は気管虚脱やパテラのリスクを高めるため、避妊・去勢後は食事量を調整しましょう。無理な運動より質の高い散歩を心がけ、愛犬の骨格に合った適正体型を維持することが長寿の鍵だワン。
よくある質問(FAQ)
ポメラニアンの体重推移に関して、私がブログの読者様や犬友からよく聞かれる質問を、Q&A形式でより詳しくまとめてみました。
Q1. 生後2ヶ月で体重1kgは大きすぎますか?
決して大きすぎるということはありません。確かに平均的な子(600g〜800g)と比べるとやや大きめですが、個体差の範囲内です。一般的に2ヶ月時の体重の約3倍が成犬時の目安とされますが、ポメラニアンは先祖返りの影響を受けやすく、将来的に3kg〜4kgを超えるしっかりした体格になる可能性があります。しかし、それは骨量があり健康的である証拠ですので、食事を減らすようなことはせず、その子の成長を見守ってあげてくださいね。
Q2. ポメラニアンの成長はいつまで続きますか?
骨格(背骨や手足の長さ)の成長は、生後10ヶ月頃には骨端線が閉じてほぼ完了します。しかし、その後も筋肉がついたり、胸幅が広がったりして体格が良くなるため、体重自体は1歳〜1歳半頃まで緩やかに増えることがあります。また、1歳時点での体重がその個体の「理想体重」となるケースがほとんどですので、これ以降の急激な体重増加は成長ではなく「肥満」を疑い、食事管理を見直しましょう。
Q3. 猿期に痩せて見えるのが心配です。
猿期は顔や体のボリュームのある毛が抜け落ちるため、視覚的に痩せて見えますが、健康であれば体重は増加傾向、もしくは維持されているはずです。心配であれば体重計に乗せてみてください。もし、見た目が細くなるのと同時に体重の数値自体も減少している場合は、寄生虫や消化器系のトラブル、あるいは先天的な疾患の可能性があります。元気がなく食欲も落ちているようであれば、早めに獣医師に相談してください。
Q4. 5kgを超えましたが太り過ぎでしょうか?
体重の数値だけでは判断できません。重要なのは「体脂肪の付き具合」です。愛犬の肋骨を指で触ってみてください。適度な脂肪のクッション越しに肋骨の感触があり、上から見て腰にくびれがあれば、それは骨格が立派な「デカポメ」としての適正体重です。逆に、厚い脂肪に阻まれて肋骨が全く分からず、背中が平らでくびれがない場合は、明らかに太り過ぎなので注意が必要です。
Q5. 毛がモコモコで体型が分かりません。
ポメラニアンはダブルコートの長毛種なので、見た目での体型判断はプロでも困難です。そのため、必ず「触診」で判断します。背骨と肋骨を指で挟むようにして触り、薄い脂肪の層を感じる状態(BCS3)が理想です。また、シャンプーの時など、全身が濡れて毛のボリュームがなくなった時こそ、本来の体型を確認する絶好のチャンスです。この時にくびれがあるか、お腹が出過ぎていないかをチェックする習慣をつけましょう。
ポメラニアンの体重推移管理のまとめ
ポメラニアンの体重推移について、成長の仕組みから、デカポメの真実、そして日々の食事・運動管理まで、私の15年の経験を詰め込んでお話ししてきました。
手のひらに収まるほど小さくて可愛らしいパピー期もあっという間です。
しかし、成犬になってからの長い時間を健康に、そして幸せに過ごすためには、飼い主さんによる日々の体重チェックと体型管理が欠かせません。
そのため、数字に一喜一憂するだけでなく、愛犬の体を実際に触って、骨格や筋肉の付き方、脂肪の厚みを指先で感じ取ってあげてください。
もし「ちょっと太ったかな?」「大きくなりすぎかな?」と迷った時は、自己判断せずに、かかりつけの獣医さんに相談してBCSをチェックしてもらうのも一つの手です。
正しい知識と愛情を持って管理してあげれば、ポメラニアンは小さくても(大きくても!)パワフルで、最高のパートナーになってくれますから。



ポメラニアンの体重推移は個体差が大きく、標準サイズを超えても健康ならそれがその子の正解ですよ。日々のスキンシップで体の変化を感じ取り、迷ったら獣医師に相談しましょう。数字に囚われすぎず、目の前の愛犬の健やかな成長を全力で愛してあげるワン。
※本記事の内容は、一般的な飼育データや長年の経験に基づいた情報です。しかし、犬の成長や健康状態には個体差があります。個体ごとの正確な診断や健康管理については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

