サブドメインとサブディレクトリの違いについて解説します

サブドメインとサブディレクトリの違いについて解説します

前回&前々回の記事でサブドメイン&サブディレクトリについて、その使い方や作り方、メリットやデメリットなどについて解説しました。

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そして、サブドメインとは本ドメインとは異なるジャンルのコンテンツを作る目的で設定し、サブディレクトリとは本ドメインと関連性のあるコンテンツを作る目的で設定する事になります。

ただ、サブドメインとサブディレクトリ、この両者には他にどのような違いがあるのか?についてまだ理解出来ていない人がいると思います。

そこで、当記事ではサブドメインとサブディレクトリの違いについて解説していきます。

今後、自分のサイトやブログでサブドメインやサブディレクトリを使う際の参考にしてみて下さい。

目次

サブドメインとサブディレクトリの違い

サブドメインとサブディレクトリの違い

サブドメインとサブディレクトリ、どちらも取得&更新費用が無料で使えるドメイン&ディレクトリになります。

ただ、その作り方や使い方には明確な違いがありますので、サイトやブログの用途に応じて使い分ける必要があります。

ちなみに、この両者に違いには主に下記のものがあります。

  • 作り方の違い
  • 使い方の違い

作り方の違い

サブドメインの作り方ですが、これはサブドメインの作成の必要な本ドメインのDNSゾーンレコードの編集が可能なユーザーのみ作る事が出来ます。

また、レンタルサーバー会社でドメインを取得している場合には、DNSゾーンレコードの編集権限も持っている可能性が高いので、サブドメイン設定画面で簡単にサブドメインを作る事が出来ます。

これに対して、サブディレクトリの作り方は、FTPプログラムを使って設定する、または、Wordpressブログ作成時にブログURLの右横に表示される空欄にサブディレクトリ用の文字列を入力して設定するという2通りの方法があります。

もっとも、サブドメイン&サブディレクトリのどちらの作り方も慣れてしまえば簡単ですが、最初は少し難しく感じるかも知れません。

使い方の違い

サブドメインは、本ドメインを細分化して別のドメインとしてコンテンツの投稿管理・運営していくのに対して、サブディレクトリは本ドメインの下に階層(ディレクトリ)を作成してコンテンツの投稿を行っていきます。

つまり、サブドメインは本ドメインとは異なるジャンルのコンテンツ運営を行う場合に使うのであり、これに対してサブディレクトリは本ドメインと関連性のあるコンテンツ運営を行う場合に使います。

●サブドメイン→本ドメインとは異なるジャンルのコンテンツ運営に適している
●サブディレクトリ→本ドメインと関連性のあるコンテンツ運営に適している

このように、サブドメインとサブディレクトリとではその使い方に違いがあるため、この使い方を間違えないように運用する必要があります。

そして、万が一使い方を間違ってしまうとGoogleからの評価が下がる可能性があるため注意が必要です。

ぽんちゃん

サブドメインとサブディレクトリとではその使い方に明確な違いがあります。

Googleからの評価に違いはあるのか?

Googleからの評価

サブドメインとサブディレクトリの違いでよく言われているのが、Google から受ける評価に違いがある=SEOにおいて差が出るという事です。

そして、サブドメインはドメインを区切って使うので本ドメインとは異なるサイトという評価になります。

そのため、サブドメインを使ってサイトの運用を始めた場合、新規サイトと同じようにあまり評価がつかないのではと思われがちです。

ただ、サブドメインについても、経験上運用を開始してから間もなくしてGoogle検索にインデックスされ、その後順調に検索順位の上昇がみられました。

その結果、サブドメインで運用しているブログへのアクセスが増えたという事例もあるため、サブドメインは本ドメインの評価を受け継がないというのは当てはまらないのというのが現状です。

また、サブディレクトリでは本ドメインの下階層に設定するため、本ドメインの影響力を受けやすくなると考えても仕方がありません。

そもそもサブディレクトリは本ドメインに関連した新しいコンテンツを追加しただけなので、本ドメインへの評価をそのまま受け継いでいます。

Google公式見解では違いはないと言及

このサブドメインとサブディレクトリですが、Googleではインデックス登録やGoogle検索の表示順位について自社サイト内で下記のように説明しています。

サブフォルダやサブドメインを使用するメリットの有無

ご自身にとって整理や管理が最もしやすくなる方法を選んでください。インデックス登録や掲載順位に対する影響は特にありません。

引用元:Google検索セントラル

つまり、Google側では、下記3種類のURLについてインデックス登録やGoogle検索順位への違いはないという事になります。

https://inakablogger.jp/
https://blog.inakablogger.jp/
https://inakablogger.jp/blog/

この例では、上から『本ドメイン』『サブドメイン』『サブディレクトリ』になりますが、この中で『https://blog.inakablogger.jp/』『https://inakablogger.jp/blog/』この2つのURLにおいてはGoogle検索順位への違いはないという事になります。

そのため、SEOの観点から言えば、サブドメインもサブディレクトリもほとんど差が無いと言えます

それよりも、サブドメイン&サブディレクトリそれぞれの使う目的に沿ってしっかりとコンテンツを作り込む事がGoogle検索順位の上昇にとっては重要だと言えます。

ぽんちゃん

サブドメイン&サブディレクトリについては、その目的にあったコンテンツ作りが重要です。

まとめ

●サブドメインとサブディレクトリでは作り方と使い方に違いがある
●サブドメインは本ドメインとは異なるコンテンツ運営に適している
●サブディレクトリは本ドメインに関連したコンテンツ運営に適している

サブドメインとサブディレクトリとではその役割が異なっているため、その役割に適した使い方をしないと、本ドメインを含めた全体に悪影響が出る可能性があります。

そのため、サブドメインやサブディレクトリを使う場合には、ドメイン全体の構成を考えた上で使って下さい。

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