サブディレクトリとは?そのメリットやデメリットについて解説します

サブディレクトリとは?そのメリットやデメリットについて解説します

先日の記事では、サブドメインとは?について、このサブドメインは本ドメインの補助的な役割を持っていると解説しましたが、これと同じような意味を持つものにサブディレクトリがあります。

あわせて読みたい
サブドメインとは?そのメリットやデメリットについて解説します Wordpressブログを始めるためには、Wordpress.comを使わない限り新規で独自ドメインの取得&レンタルサーバーの契約が必須となっています。 https://inakablogger.jp/bl...

そして、このサブディレクトリも本ドメインを元にして設定する事になりますが、このサブディレクトリと先程のサブドメインはその性質というか役割が異なっています。

そこで、今回の記事ではサブドメインと同様に本ドメインの補助的な役割を持つサブディレクトリについて解説します。

このサブディレクトリとサブドメインそれぞれの役割を理解する事によって、今後の有効活用が可能になります。

当記事の執筆者

ココナラ

・ココナラプラチナランク継続4年以上
・Wordpressブログ作成実績1,000件以上
・ココナラ売上600万円以上

それでは本題に入りますね。

目次

サブディレクトリとは?

サブディレクトリとは?

このサブディレクトリですが、これは本ドメインの下層(下の階層)に作成されたディレクトリの事です。

ディレクトリとは?

ディレクトリとは階層の構造でありプログラムファイルを管理・保管するフォルダの事です。

例えば、本ドメインが大きな箱=大きなフォルダをイメージすれば分かりやすいかと思いますが、この大きな箱の下層に小さいディレクトリ(フォルダ)を追加したものがサブディレクトリになります。

そして、このサブディレクトリを実際のURLで表記すると下記の通りです。

https://inakablogger.jp/〇〇〇

〇〇〇の部分がサブディレクトリになります。

例えば、この部分に『blog』という文字列を設定すれば、このblogがサブディレクトリになります。

ちなみに、このサブディレクトリはサブドメインと同様に複数設定する事が可能なので、その目的に合わせて複数サブディレクトリを設定して運用しているサイトやブログもあります。

サブディレクトリの使い方

サブドメインでは、本ドメインとは異なるコンテンツを運営する場合に使いますが、このサブディレクトリは本ドメインに関連するコンテンツを運営する場合に使います。

例えば、サブディレクトリを使っているサイトで有名な『価格.com』の場合を見てみましょう。

https://kakaku.com/→価格.comの本ドメイン
https://kakaku.com/pc/→価格.com内のパソコン
https://kakaku.com/kaden/→価格.com内の家電
https://kakaku.com/camera/→価格.com内のカメラ
https://kakaku.com/keitai/→価格.com内のスマートフォン・携帯電話

価格.comのメインサイト(ページ)である『https://kakaku.com/』の中に、『pc』『kaden』『camera』『keitai』とそれぞれサブディレクトリを設定して価格比較を行っている事が分かります。

これをもう少し分かりやすく言うと下記の通りになります。

価格比較
パソコンの価格比較
家電の価格比較
カメラの価格比較
スマートフォン・携帯電話の価格比較

価格比較というジャンル(キーワード)は同じであり、それを細かく分類して設定したものがサブディレクトリになります。

サブディレクトリの作り方

サブディレクトリの作り方はサブドメインの作り方よりも簡単で、その作り方は下記の通りです。

サブディレクトリの作り方

①FTPプログラムを使って『自分のドメイン/public_html』にアクセスし新規フォルダを作成。
→自分のドメイン/public_html/〇〇〇/』の『〇〇〇』が新規フォルダ(サブディレクトリ)

②各レンタルサーバーでWordpressをインストールする際に、ブログURLの右横にサブディレクトリ用の文字列を設定。
→https://inakablogger.jp/〇〇〇/の『〇〇〇』がサブディレクトリ

ちなみに、Wordpressでサイトやブログを運営している場合には、②の方法で簡単にサブディレクトリを作る事が出来ます。

ぽんちゃん

レンタルサーバーによっては、サブディレクトリの設定のみでWordpressをインストール出来ます。

サブディレクトリのメリット

サブディレクトリのメリット

サブドメインと同様に、サブディレクトリを使う事によってもいくつかのメリットがあります。

そのため、このメリットと後述するデメリットを十分考慮した上でサブディレクトリを使うのか?についての判断を行って下さい。

ちなみに、サブディレクトリのメリットは主に下記の通りです。

  • サイトの専門性における評価が上がる可能性あり
  • 管理が簡単に行える
  • コストが掛からない

サイトの専門性における評価が上がる可能性あり

サブディレクトリは、本ドメインで扱っているメインテーマに付随したコンテンツを作成・運用するために使います。

そのため、メインテーマについて色々な角度からコンテンツを追加する事によってサイト全体のコンテンツ量が増加します。

そして、サイト全体における同一テーマのコンテンツ量が増加する事によって、Googleから『専門性が高い』と判断される可能性があり、その結果Google検索順位が上昇する場合があります。

管理が簡単に行える

サブドメインの場合は、サブドメインを増やす=その管理も増やしたサブドメインの数だけ行う必要があります。

ただ、サブディレクトリの場合には、本ドメインに付随している=ドメイン数は1個なので管理を簡単に行う事が出来ます。

経験上、ドメイン数が増えるとそれだけ管理が煩雑になりがちですが、サブディレクトリはドメインが1個なので管理は楽です。

コストが掛からない

サブドメインと同様で、サブディレクトリをいくつ設定したとしても設定費用や更新費用などのコストは発生しません。本ドメインの契約が有効である限りはいつまでの使う事が可能です。

ぽんちゃん

サブディレクトリのメリットとしては、サイトの専門性が高まり結果Googleの検索順位の上昇が期待できる点が大きいです。

サブディレクトリのデメリット

サブディレクトリのデメリット

ここからはサブディレクトリのデメリットについて解説します。メリットにはサイトの専門性が高まるという点がありましたが、これは言わば諸刃の剣にもなり兼ねないため注意が必要です。

ちなみに、サブディレクトリのデメリットには、主に下記の通りです。

  • 複数テーマを扱うと専門性が薄まる
  • 重複コンテンツになる可能性あり

複数テーマを扱うと専門性が薄まる

サブディレクトリを使って、メインテーマに関連したコンテンツを作成していけば、結果としてメインテーマの専門性が高まります。

ただ、メインテーマ以外の複数テーマのコンテンツを作成してしまうと、メインテーマの専門性が薄れてしまいます。

その結果、Google検索に『専門性の低いサイト』と評価される可能性があり、その結果Google検索順位が上がらないどころか下がってしまう場合もあります。

Google検索では、サイト全体の内容が統一されている=専門性があるという点も検索順位に影響するため、サブディレクトリを使うのであればメインテーマに関連したコンテンツ記事を投稿しましょう。

重複コンテンツになる可能性あり

このサブディレクトリでは、メインテーマと関連性のあるコンテンツを作成・投稿していきます。

そのため、メインテーマや他のサブディレクトリなどとコンテンツが被ってしまう=重複コンテンツになる可能性があります。

たとえメインテーマとサブディレクトリのキーワードを分けていたとしても、気が付くと似たような記事になっているという事は良くある話です。

もっとも、メインテーマと関連するコンテンツ記事を投稿するため、おのずと記事の内容が似てしまう事は仕方が無い事かも知れません。

ただ、同じサイト内に重複コンテンツがあると、Googleからの評価が下がる可能性が高く、その結果検索順位が下がってしまう事になってしまいます。

サブディレクトリを使う事によってサイト全体の評価が上がる可能性があるにも関わらず、重複コンテンツになってしまったら元も子もありません。

そのため、サブディレクトリを使う場合には、重複コンテンツにならないように十分注意する必要があります。

ぽんちゃん

重複コンテンツはSEOでは不利になるため十分注意する必要があります。

まとめ

●サブディレクトリとは本ドメインの下位階層に設定するディレクトリ
●サブディレクトリには本ドメインと関連したコンテンツを作成する
●サブディレクトリのメリットはサイト専門性の評価が上がる可能性があること
●サブディレクトリのデメリットは重複コンテンツになりやすいこと

サブディレクトリを使う場合には、本ドメインと関連したコンテンツを作成する必要がある時に行います。そして、本ドメインと関連性のあるコンテンツが増えるとサイト専門性の評価が上昇する可能性があります。

その一方で、本ドメインとあまりに似通ったコンテンツを複数作成してしまうと、重複コンテンツになる可能性があり、検索順位にも影響するため注意が必要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次